pull out all the stops - 全てのステップを引き出す?
今日は何気なく目に入った友人のFacebookアップデートから。
あるダンスクラブでかかった曲がどうしても気になって、DJに曲名を教えてもらいに行った彼。
DJは喜んで応じてくれたそうなのですが、その一文で気になる表現が。
The DJ for the night, who had pulled out all the stops as usual, gladly obliged.
Pull out all the stops
Make every possible effort.'Pull out all the stops' - meaning and origin of this phrase
日本語で言うと「最善を尽くす」というニュアンスかな。
直訳すると「全てのストップを引き出す」となり、このストップが何のことやら、いまいち理解に苦しみます。
上記のページを見ると、どうやらパイプオルガンでパイプに入れる空気の量を調整するための操作部のことを「ストップ」と呼び、このイディオムの由来はパイプオルガンにあるようです。
しかし、なぜ「全てのストップを引き出す」ことが「最善を尽くす」ことになるのか、いまいちイメージができません。
そこで「オルガン ストップ」で調べてみたところ、興味深い記述を見つけました。
ドロー・ノブ形
伝統的な引き出し式のノブによるもので、正統派のパイプ・オルガンにおいて最も採用されているものである。あるストップの音を鳴らすときはノブを引き出し、鳴らさない場合には奥に押し込む。
なるほど、パイプオルガンで「全てのストップを引き出す」と、「すべてのストップの音を鳴らす」ことになるのですね!
そこから、「最善を尽くす」というような意味合いになるのも納得です。
ここまで調べると、やはり理解が深まり、印象に残って次回出てきたとき思い出しやすくなると思うのです。
私もこのブログを定期的に更新するよう、最善を尽くしまーす!
I will pull out all the stops to keep this blog updated.